産後の腱鞘炎はなぜ起こる?原因・対処法を分かりやすく解説
赤ちゃんが生まれると、毎日の抱っこや授乳、おむつ替えなどで手
このような症状は、産後に起こりやすい腱鞘炎(けんしょうえん)
実は産後の腱鞘炎は、手の使いすぎだけでなく、ホルモンバランス
この記事では、産後に腱鞘炎が起こる原因や改善方法、予防のポイ
Contents
産後に腱鞘炎が起こりやすい理由

抱っこや育児による手首への負担
赤ちゃんは生まれたばかりでも3kg前後ありますが、成長するに
毎日の抱っこでは、赤ちゃんの頭を支えるために親指側の手首へ大
特に片手で赤ちゃんを抱く癖がある方や、長時間抱っこを続けるこ
ホルモンバランスの変化も影響する
産後は女性ホルモンの分泌量が大きく変化します。
産後、「エストロゲン」の分泌が急激に低下します。「エストロゲン」は関節や腱の動きに関与しています。
「エストロゲン」の分泌が低下することにより、腱がスムーズに動くための潤滑液が低下し、摩擦や炎症を起こしやすい状態につながります。
他にも、妊娠2~3か月目から分泌される「リラキシン」という女性ホルモンの影響が、出産時に赤ちゃんが産道を通るための関節や靭帯を緩めています。
「リラキシン」は骨盤だけではなくその他の関節や靭帯にも作用しているため、産後の関節や靭帯が緩くなった状態の手首で育児(お子さんの抱っこ等)や家事を頑張っていると腱鞘炎のリスクが高まります。
このように、産後の身体は、通常であれば問題にならない程度の負担でも、手首に炎症が起こりやすい状態といえます。
さらに睡眠不足や疲労が重なることで回復力も低下し、腱鞘炎が長引く原因になります。
こんな症状は腱鞘炎かもしれません
親指側の手首が痛い
産後によくみられるのが、親指の付け根から手首にかけての痛みで
次のような症状がある場合は腱鞘炎の可能性があります。
* 抱っこをすると痛みが強くなる
* ペットボトルのふたを開けにくい
* タオルを絞る動作がつらい
* 親指を広げると痛い
* 手首が腫れている
初めは軽い違和感でも、そのまま使い続けると悪化することがあり
肩こりや首の痛みがある人も多い
手首が痛いと無意識に反対側の手ばかり使ったり、不自然な姿勢で
その結果、肩や首、背中に負担が集中し、慢性的な肩こりや筋肉の
育児による疲労も加わるため、「肩こりだけだと思っていたら手首も痛くなってきた」というケースもあります。
産後の腱鞘炎を改善する方法
手首を休ませる
最も大切なのは、できるだけ手首への負担を減らすことです。
家族に抱っこをお願いしたり、抱っこ紐や授乳クッションを活用し
痛みが強いときは、無理に我慢せず休息を優先しましょう。
サポーターを活用する
手首を固定するサポーターは、動きを制限することで炎症部分への
特に育児中は完全に手を使わないことが難しいため、サポーターを
ただし、締め付けが強すぎるものは血流を妨げることもあるため、
痛みが強い場合は医療機関へ
強い痛みや腫れが続く場合は、整形外科を受診しましょう。
炎症の程度によっては、湿布や内服薬、注射などの治療が行われる
自己判断で我慢し続けるよりも、早めに相談したほうが回復までの
腱鞘炎を予防するためのポイント

抱っこの方法を見直す
抱っこをするときは、親指周囲に赤ちゃんの重心がかからないように腕全体を使うよう意識しま
抱っこ紐やクッションを使用すると、手首への負担を大きく減らす
また、左右交互に抱っこすることも負担の偏りを防ぐポイントです
ストレッチで筋肉をほぐす
育児の合間に前腕、肩周りを軽く動かすことで筋肉の緊張を
長時間同じ姿勢を続けないことも重要です。
深呼吸をしながら肩を回したり、指をゆっくり開閉したりするだけ
マッサージで首肩の緊張を緩める
日頃の抱っこにより、腕や手首だけではなく、首肩まわりの筋肉の緊張や疲れがたまっている産後のママさんは非常に多いです。
マッサージで首肩まわりの緊張を和らげることにより副次的に腕の血流改善や負担感軽減につながります。
一人で頑張りすぎない
産後は体力も完全には回復していません。
家事や育児を一人で抱え込まず、家族や周囲のサポートを受けるこ
十分な睡眠や栄養を確保することは、体の回復だけでなく腱鞘炎の
まとめ
産後の腱鞘炎は、抱っこや育児による手首への負担とホルモンバラ
初めは軽い痛みでも放置すると悪化し、痛みの長期化につながることもあります。
無理をせず、抱っこの方法を工夫したりサポーターを活用したりし
毎日の育児は大変ですが、ご自身の体をいたわることも赤ちゃんと
