妊娠中のむくみの原因とは?―妊娠中のむくみを軽減する方法を徹底解説―

 

妊娠中むくみの原因と対処法とは?

 

妊娠中、多くの女性が経験する体の変化のひとつに「むくみ」があります。

特に妊娠後期になると、足や手、顔などが腫れぼったく感じることが増えていき、気分が落ち込んでしまう妊婦さんも多いのではないでしょうか。

むくみは妊娠の過程で起こる自然な現象ですが、なるべくむくみの原因を減らしていきたいですよね。

そこで今回は、妊娠中のむくみの原因や対策について詳しく解説していきます。

妊娠中にむくみが起こる原因とは

 

妊娠中にむくみが起きてしまう原因として、ホルモンバランスの他に塩分のとり過ぎなどが挙げられます。

ここからは、妊娠中にむくみが起こる原因を解説していきます。

 

妊娠中にむくみが起こる原因①ホルモンバランスの変化

 

妊娠中にむくみが起こる主な原因として、体内のホルモンバランスの変化が挙げられます。

妊娠中に「プロゲステロン」というホルモンが増えることが、むくみの大きな原因です。

このプロゲステロンは血管を拡張させ、血液がスムーズに流れるようにしてくれますが、血管から水分が漏れてしまい体内に水分が溜まりやすくなります。

また、妊娠中は体が必要とする血液の量が増えることから、血液がさらにむくみを促進してしまうのです。

さらに、妊娠後期に増加する「プロラクチン」というホルモンも、むくみを引き起こす原因です。

プロラクチンは乳腺の発達を助けてくれるホルモンですが、体内の水分バランスに影響を与ることから、むくみを悪化させることがあります。

このようなホルモンの影響によって妊娠中にむくみやすくなるのですが、塩分を控えめな食生活などで、むくみの症状を軽減することができます。

 

妊娠中にむくみが起こる原因②血液量の増加

妊娠中のお腹

妊娠中には、効率的に赤ちゃんへ酸素と栄養を供給するために、母体の血液量が増加します。

特に妊娠後期には、妊娠前と比較して血液量が約1.5倍に増えるため、増加した血液量が血管に大きな負担をかけていきます。

血管内の圧力が高まると、血管から液体が漏れ出しやすくなり、結果として体の組織に余分な水分が溜まります。

この過程こそが、妊娠中に見られるむくみの原因です。

血液量の増加を防ぐことはできないため、マッサージなどでむくみを軽減していきましょう。

 

妊娠中にむくみが起こる原因③子宮の圧迫による血流の低下

 

赤ちゃんの成長によって子宮が大きくなることで、骨盤周辺の血管を圧迫し、下半身への血流が低下することからむくみが生じてしまいます。

血液の循環が悪くなると、血液中の水分が血管外へと押し出されやすくなります。

その結果、足に余計な水分が蓄積してしまい、むくみが発生するのです。

また、日中長時間立っている場合や運動不足によって症状がさらに悪化することがあります。

 

妊娠中にむくみが起こる原因④塩分を摂りすぎてしまう

高塩分食品

妊娠中は体の水分バランスがデリケートのため、食事に含まれる塩分の摂取量によってむくんでしまうことがあります。

塩分を過剰に摂取してしまうと、体は余分な水分を保持しようとすることからむくみが引き起こされます。

特に妊娠中は、味覚の変化により塩辛い食べ物を好むようになる妊婦さんも多く、これが無意識のうちに塩分摂取量の増加を招いてしまうのです。

また、ひどい場合には、手や足、顔などの見た目にもわかるむくみが生じてしまいます。

 

 

妊娠中のむくみを和らげる方法

 

ここからは、妊娠中のむくみを和らげる方法をご紹介していきます。

 

マッサージや温めるケアを取り入れる

マタニティオイルマッサージ

妊娠中のむくみを和らげるためには、マッサージや温めるケアがおすすめです。

特にむくみが気になる部分に対して、優しくマッサージを行うことで血行が促進され、リンパの流れが改善します。

また、足湯や温かいタオルを使用して浮腫んでいる部分を温める方法もおすすめです。

温めることで血管が拡張してくれるため、血流が改善されて体内に滞った水分が循環しやすくなります。

ただ、初めてマッサージを行うと、強く圧力をかけてしまい組織に負担をかけてしまうことがあります。

初めのうちは専門家がいるマッサージ店で施術をして貰いながら、アドバイスを受けていきましょう。

当店では、国家資格を持ったあん摩マッサージ指圧師が妊娠中の方でもマッサージを受けることができる「妊婦整体」や「マタニティオイルマッサージ」を行なっております。

むくみがひどくて治らないなどのお悩みがある方は、ぜひご相談ください。

 

体を動かす習慣をつける

キャット&カウ 妊婦 

妊娠中のむくみを和らげるためには、定期的に体を動かすことも欠かせません。

適度な運動は血流を改善してくれるほか、体内に溜まった余分な水分を排出してくれることから、むくみを軽減してくれます。

特に、ウォーキングやマタニティヨガ、軽いストレッチなどの運動は、妊娠中でも安全に行えるためおすすめです。

また、長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり、むくみが悪化することがあります。

そのため、デスクワークや家事などで長時間座り続ける場合は、少なくとも1時間に1回は立ち上がり、歩き回るなどして体を動かすようしましょう。

 

塩分を控えめにする

 

妊娠中のむくみは、食事の塩分を控えることで軽減することができます。

妊娠中の一日の塩分摂取量は6.5グラム未満(小さじ1杯で約6グラム)に抑えることが推奨されており、それを超えてしまうと体内の水分バランスが崩れてしまうことがあります。

そのため、カップラーメンなどの塩分の多い食品を避けながら、野菜や果物を多く取り入れていくことで、むくみのリスクを減らしていきましょう。

 

カリウムを多く含む食材を取り入れる

 

カリウムは体内のナトリウムバランスを整えて余分な塩分を排出してくれるため、妊娠中のむくみを予防してくれます。

カリウムを多く含む食品としては、バナナやほうれん草、トマト、さつまいもが挙げられ、気軽に取り入れることができます。

また、さつまいもなどの根菜類はカリウムだけでなく食物繊維も多く含んでおり、消化を助けて体内の水分バランスを改善してくれます。

 

水分を適度に摂取する

水分補給

妊娠中はむくみやすくなりますが、水分補給も忘れてはいけません。

体が水分不足になるとむくみが悪化することがあるため、最低でも1日に1.5リットルの水を目安に摂取していきましょう。

特に、常温の水やノンカフェインのお茶は体が水分を吸収しやすく、妊娠中でも体を冷やすことなく飲むことができます。

また、カリウムが豊富なココナッツウォーターやバナナスムージーも、むくみ対策におすすめの飲み物です。

しかし、カフェインを含む飲み物や糖分の多い炭酸飲料やジュースは避けていきましょう。

炭酸飲料などは利尿作用を促すほか、血糖値を急激に上げてしまうことからむくみを悪化させることがあります。

そのため、炭酸飲料を飲む限度などを決めておくことで、むくみを予防することが可能です。

 

まとめ

 

妊娠中のむくみは、多くの妊婦さんが経験する症状となります。

そのため、むくみが起こりやすくなる原因を考えながら、自分に合った対策を無理のない範囲で行なっていきましょう。

しかし「自分でやっていくのは不安」「専門の方にむくみを和らげて欲しい」という妊娠中の方も多いですよね。

当店『サロンドマーリッシュ』では、妊婦さん向けの整体やオイルマッサージを行なっております。

国家資格を保有したあん摩マッサージ指圧師が行うことから、ひとりひとりの悩みに合った施術を行うことが可能です。

保育士が常駐しているキッズスペースも完備していることから、2人目以降のお子さんを妊娠中の方でも安心してご利用できます。

気になる方は、ぜひご来店ください^^