寝違えよりも痛い ぎっくり首

ぎっくり首首って身体の大事なパーツが集まっている割りにどうしてあんなに不安定なんだろうと思うマーリッシュ加藤です。こんにちは^^

お客様より「首が急に痛くなって整形外科を受診しても、ぎっくり首だから問題はないよ」と言われて痛みに耐えながら仕事や育児で無理をしているというお声も耳にします・・・。
首には、細やかな動きをする筋肉と様々な神経が複雑に入り組み、さらに脳に栄養を送る太い血管が通っています。

首の上部は脳の一部

そういっても過言ではありません。
神経の中枢でもある脳。その付近の血行が悪くなったり
筋肉で神経が圧迫することで様々が症状が出やすくなります。

たとえば
首や頭が痛い、重い
風邪をひきやすい、
めまいがある
吐き気、食欲不振、喉元の違和感
寝つきが悪い、睡眠が浅い
血圧が気になる(不安定、高い)
汗が出にくい・出やすい
目が見えにくい、眼精疲労がでやすい、目が乾燥する
下痢をしやすい、便秘がち
すぐ横になりたくなる、疲れやすい、全身がだるい
気圧の変化に敏感になる、天気予報が得意
気分が落ち込む、1つのことに集中できない
イライラしやすい、頭がのぼせる、手足がつめたい
と、あげたらキリがないくらい首の上部の凝りには全身症状と関連があります。

いつもと違う痛み

くしゃみをした時や、後ろを振り向いた時などに首に「ピキっとした痛み」を感じることはああると思います。
一時的な痛みであれば問題なケースが多いですが、中には首回りの組織を痛めているケースもあるため、首回りの異常には注意が必要です。

首が一瞬ピキっと痛むのはなぜ?

突然痛みをかんじるのは大きく分けて2つの原因が考えられます
・ふとした動きで首周囲の神経が一瞬伸ばされてしまう
・硬くなった筋肉が伸ばされた時に反射的に筋収縮を起こしてしまう

神経が伸ばされたり、筋肉が強制的に縮こまることで首に電気が走ったような痛みが一瞬生じます。
そのほとんどはその場限りですぐにおさまるケースがほとんどなのでご安心ください。

その後の観察が必要なのは、首回りの筋繊維や靭帯を損傷してしまったものです。
急な動作で首回りの組織を痛めた状態は「ぎっくり首」正式名「急性頸椎捻」と呼ばれています。
あまりの痛さで病院に行きレントゲンを撮っても、画像上での異常がみられない場合につく症状です。

ぎっくり首では炎症による痛みが持続しますので、症状にあわせて対処を行っていくことが望ましいです。
なお、ぎっくり首と似た症状に「寝違え」があります。どちらも首を痛めた状態ですが、原因が異なるので分けて考えられます。

首の緊張が高くなること

日常生活において、首の筋肉の凝りが強く、動きが狭まるほどピキっとした痛みを生じやすくなります。
以下のことが当てはまる場合は要注意です

姿勢不良

背中が丸くなった「猫背」や
首が前に突き出る「スマホ首」
これらの姿勢では、前側に倒れ込む頭部を支えるために、首M割の筋肉が強く緊張してしまいます。

長時間の同じ姿勢

同じ姿勢を長く続けると筋肉の収縮yによって血液を押し出す筋ポンプ作用の働きが少なくなります。
それにより首や肩回りの血行が悪化し、筋肉の凝りが強まってしまいます。
デスクワークや、スマホの操作では、長時間同一姿勢が続くので、注意が必要といえます。

体の冷え

筋肉を硬くする要因に体の冷えもあてはまります。
体温を外に逃さすのを最小限におさえるために体表の血管が収縮し血行が悪くなってしまうせいです。

冬場の冷気はもちろんのこと、夏場ではエアコンや扇風機の風が直撃すると、体が冷えて筋肉が収縮しやすくなります。

ストレス

長期的なストレスは自律神経の乱れを生じます。
ストレスによって交感神経が優位に働くことで身体が緊張状態となり、筋肉の柔軟性を低下させてしまうのです。

精神的なストレスはもちろんのこと、気温や気圧の急な変化なども、自律神経を乱すストレスとなります。

ぎっくり首の時にしてはいけないこと

首に新たに刺激を与えないようにしましょう・・・!

 

患部を触るマッサージ

痛いところはマッサージすれば治るかもしれない!と、ついついご自身で揉むことやリラクゼーションに駆け込みたくなりますね。
数時間後には受ける前より症状がひどくなることがほとんどです。

温める

お風呂や温湿布でたためて血流をよくしようと思うかもしれませんが、これも悪化させてしまいます。
症状が落ち着いてから温めましょう

首のストレッチをする

首が痛い時にはより動かしたくなることも。
首に炎症がおこっているときに、ストレッチや運動は血流がよくなりすぎて悪化します。

ギックリ首になった時のセルフケア

1 痛くなった日と次の日はできるだけ首を急に動かさない
  (頸椎カーラーなどお持ちであれば使用)
2 三日目くらいから少しづつ動かし始めて、温める
3 三日目まで症状に変化がない、または強くなっている、そして一週間経過しても症状がなくならない場合は医師や資格持った先生に見てもらうこと
ぎっくり首は動かすタイミングと動かし方を間違わなければ自分でも治せます。

まとめ

ぎっくり首は、ぎっくり腰と同じく一度発症すると癖になることもしばしば…
生活習慣や、姿勢をみなおすことで予防にもなりますが、
再発する頻度を極限までさげるためにも、かかりつけのお店や当店で首の緊張をほぐしておくといいですね